部屋探しの壮大な謎かけ

部屋探しの壮大な謎かけが見つかった。果たしてこれは何なのだろうか。あまりに情報が少なすぎて、まったく理解できない。あるのは3年後に、また部屋探しをしてほしいという言葉だけ。

私には2年付き合った彼氏がいる。名前は拓海でたっくんと呼んでいる。仕事場の先輩だったのだけど、いつの間にか両想いになっていた。告白された時合鍵を貰ってしまい、それで今に至るのだ。当然荷物はどんどん増えていき、空き巣に入られても何が無くなっているか分からない程に。最近は引越しに向け、部屋探しをしている。優柔不断でのんびり屋さんのB型男と、予定通りにいかないと気がすまないA型女のチグハグカップルだから、なかなか話が進まない。

部屋探しのお互いの希望

理想の物件は、日当たりが良く広いリビングがいいな。トイレとお風呂は絶対別じゃなきゃ嫌だ。彼はよくシャワーを勢いよく飛ばすから、トイレまでよくびしょ濡れになってしまう。自分の事しか考えていない。あと出来れば静かな所がいい。神経質な私は煩いと眠れない。まっ、そのくらいは最低限の条件。たっくんは自然が大好きっ子だから、近所に公園があって、コンビニが近いとそれでいいと言っている。雑誌を買って、早速部屋探しをスタート。

気になる物件にチェックすると、早くも「これだー!」と声が聞こえた。本当にちゃんと見たの?疑いつつも目をやると、まさに希望を満たす物だった。写真で見る外装もいまどきで、家賃もそんなに高くない。いわく付きだったらどうしようと思い、不動産屋に電話をして見学しに行く事になった。「一発目で決まっちゃったりして〜!!」なんて笑いながら。慎重な私は最低でも3件は見比べたい。それが部屋探しのルールだと思っている。ところが「この物件は他の人が保留していますので、早い者勝ちですよ」と言われる。

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